MusicFMはなぜ野放しにされてしまうのか

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現在App storeやGooglePlayストアなどでは、音楽を無料でストリーミング・ダウンロードできてしまうアプリが存在しています。MusicFMがその筆頭ですね。このようなアプリは楽曲を制作するアーティストやレーベルにとって、大きな損害をもたらしかねません。

ではなぜこのようなアプリは配信されては消されといういたちごっこのようなサイクルを延々と続けているのでしょうか。

 

なぜそのようなアプリが配信されてしまうのか

それはアプリそのものに違法性があるとは言えないからです。

そもそもMusicFMというのは音楽ファイルが置かれているサーバーにアクセスしているだけであって、アプリ自体にはサーバーに置かれてあるファイルを検索、再生する機能ぐらいしか備わっていません。(後述する機能を除く)

ストア側はアプリ側がアクセスしているサーバーの検閲までは行っていないため、するりと網を掻い潜ってしまうのです。

しかし、このMusicFMにはサーバーから音楽をダウンロードできる機能が備わっています。

違法アップロードされていると知りながら音楽や映像をダウンロードする行為のうち、①「CD、DVD、ブルーレイ等として販売され、またはインターネットで有料配信されているなど、有償で公衆に提供・提示されている音楽や映像」を、②「有償で公衆に提供・提示されていると知りながら」、③「ダウンロードする行為(デジタル方式による録音又は録画)」は、個人的に使用する目的であっても刑事罰の対象

STOP!違法ダウンロードより(http://www.riaj.or.jp/z/stopillegaldownload/sp/about.html)

2009年の著作権法改正によって、違法にアップロードされていると知りながら著作物をダウンロードするといった行為は違法となっているのに、どうしてそういった行為を助長させるような機能を持っているこのアプリが審査を通ってしまうのでしょうか。

ダウンロードの機能を一旦停止させたうえで審査を通過させるというような小細工を巧みに利用しているのかもしれませんが、それで審査を通ってしまうようなストアのチェック体制にも懐疑的な目を向けざるを得ません。

 

違法かどうかではなくモラルの問題

上の項でアプリ自体に違法性はないと書きましたが、問われているのはあくまでも”ユーザー自身”のモラルだと私は考えています。

「ストリーミングだけなら違法じゃないからオッケー」

「ダウンロードしたってバレなきゃ問題ない」

本当にそうでしょうか。このような行為がまかり通るような世の中になれば、最初に書いたように楽曲を制作しているアーティストやそのアーティストが所属しているレーベルには正当な利益が発生しなくなってしまいます。

食べ物を買うにも、映画を鑑賞するのにもそれ相応の対価を支払わなければいけません。当然ですよね。ではなぜ音楽にはその対価を支払わないのか。形ないものとはいえ、このようなアプリを使って音楽を聴くというのは窃盗と同じような行為です。

Twitter等にも、MusicFMを使っている旨の内容を堂々とアップロードしている人たちがいます。曲というのは多くの人たちが関わりあって作られています。音楽という文化が守られるためにもこのようなアプリが野放しにされてはいけませんし、アプリを使うユーザー自身のモラルも考え直す必要があるのではないでしょうか。

ガジェットという名の沼に飲み込まれてしまった人間。
ウクレレ・ドラムが趣味