マギ31巻のネタバレ・感想

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表紙には成長したアラジンの姿が。

アリババはアラジンに会うことができるのでしょうか。各々の成長や物語が描かれた巻となっています。

 

※前巻の感想はこちら

マギ 30巻の内容・感想[ネタバレ有]
表紙は商人として旅するアリババが描かれています。衰退した煌帝国を救うことができるのか、そしてシンドバッドとの駆け引きが見どころです。 追記:2016/11/23マギ...

 

 

今巻の内容

 

299夜

 

今巻はアリババがティトス、ムー、スフィントスに会うところから始まります。スフィントスは三年半前と比べて外見も中身も大きく変化していてアリババは驚きを隠しきれません。

アリババはティトスからレーム帝国は奴隷制を廃止したと聞いててっきり国際同盟に加入したのかと思ったようですが、実際は国際同盟に入らない道を選択していました。

理由はレームの生き方を国際同盟の条例に縛られないために。もちろんその中には大きな混乱もありました。が、ティトスの必死な思いが民を動かしレームのことはレーム人が変えていく今の姿になったのです。

ただ、今のレームの内情も揺れているようで打倒「国際同盟」を掲げて蜂起しているネルヴァ率いる連中が…

ネルヴァは皇帝となって軍事力により国際同盟を倒そうとしていたようです。結局は選挙で負けてレームを出て行ったみたいですけどね(´・ω・`)

また、アラジンはこの世界にいるという情報をティトスから教えてもらいます。

 

300夜

 

アラジンのことについて色々と話を聞き、転送魔方陣についても快く承諾を受けます。ティトスが元老院に掛け合っている間こいつらと話しておいてくれと言われたのはかつてオームマドーラだったメンバー+五剣士のメンバーであるトトでした。懐かしい面々に思わず涙を浮かべるアリババですが、トトとオルバが結婚していると知り意気消沈してしまいます。

何とか気持ちの整理がついたアリババは、アリババ団を再結成して転送魔方陣の交渉を進めることにします。

 

301夜

 

バルバッド、マグノシュタット、エリオハプト、レーム帝国と順調に交渉を進めてきたアリババたちの向かう先はパルテビア帝国。この世界の中心の国です。

ただ、アリババはパルテビア帝国との面識は全くないためシンドバッドに頼んでみることにします。

話をつけておくと引き受けてくれ、パルテビアとの交渉は好感触でした。町中のモニター(通信機の巨大版のようなもの)にアリババの様子が映されたりインタビューを受けたりアリババの知名度はうなぎ登りです。

~場面は変わり煌帝国~

アリババが帰国し、自分の国を自分たちで救えたという自信が持てるようになりました。煌帝国のみんなが必死に頑張った結果が実ったと思え、皆が満ち溢れた気持ちになっています。

しかし、約束の二週間が過ぎてもパルテビア皇帝からの返事がやってきません。いくら待っても、問い合わせてみても、取り次いですらもらえません。

そして四週間後、一通の書簡が届きます。

 

302夜

 

書簡の内容は『商館の建設は、認められない。』の一文のみでした。

ほかの国にも確認の電話を入れてみますが、どの国も建てられなくなってしまったようです。

その理由は『煌帝国が再軍備して、転送魔方陣で攻め込んでくるんじゃないか?』という民衆の不安によるものでした。

もちろん煌帝国にはそんなつもりは一切ありません。しかしどうして噂が一気に広まったのでしょうか。シンドバッドのところにうわさを否定するよう頼みに行きますが、それは見事に却下されてしまいます。アリババがかつて言った『俺が他国のやり方に口を出すべきではない』という言葉がここに来て足かせとなってしまったのです。

シンドバッドはアリババに対して、商会の代表としては対等なライバル同士だと告げます。

 

303夜

 

前回のあの噂を流した犯人はシンドバッドでした。情報操作を行って煌帝国商会をつぶそうとしていたようです。

ここで煌帝国商会が終わってしまうのかと思いきや、軍師がいざという時のための予備の輸送手段を開発していました。それは、「八卦札」を使う方法でした。

まるで軍師はこうなることが最初からわかっていたかのようですが、よくよく考えてみればそれは当然のことでした。侵略国家としての過去の歴史がある煌帝国が商売をするといってもそう簡単に受け入れてもらえるはずがなかったからです。

シンドバッドは新世界で自分が勝者になれるよう、様々な下準備を重ねてきていました。そんな恐ろしい男と戦っていかねばならない煌帝国商会ですが、アリババはこの世界をおもしろいと感じました。10年前、商業国バルバッドの王宮で教育を受けたアリババにとって、ラシッド王の血を引くアリババにとって、この新世界の仕組みは妙にしっくりきていたのです。

 

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304夜

 

アリババが煌帝国商会の次の作戦を考えていると、脳内でアラジンの声がします。伝えたいことがあるといわれますがノイズが入っていてうまく聞き取れません。そのまま音声が途絶え、次の瞬間「見つけたわ。」という不気味な女の声に変ってしまいます。

~パルテビア帝国「シンドリア商会」~

ジャーファルが今回の煌帝国商会の騒動について、情報操作をしてまでつぶす必要があったのかとシンドバッドに問いかけます。

シンドバッドは転送魔方陣が広まれば飛空艇が売れなくなると返答します。するとそこに白瑛(アルバ)が。シンドバッドはジャーファルに席を外すよう指示します。

シンドバッドは「例の件」のためには「ソロモンの知恵」が必要だと考えており、アラジンを逃がしてしまったことを悔しがります。ですがアルバはすでにアラジンの居場所をつかんでいました。

~暗黒大陸~

成長したアラジンとモルジアナの姿が…!

アラジンとモルジアナは暗黒大陸で鬼倭王国の人々とともに生活していたようです。

そして、アルバにこの場所を気づかれたことにもすでに気が付いていたようで..

~回想(2年前 シンドリア王国沖 南海上空)~

アルバがアラジンと戦っていると、そこにシンドバッドが現れます。シンドバッドはアラジンに自分の「マギ」になるよう頼みますがアラジンは断ります。シンドバッドのやろうとしていることに賛成できなかったからです。

 

305夜

 

~回想(2年前 シンドリア王国沖 南海上空)~

シンドバッドはアラジンがずっと心を開いてくれなかったことを思い出します。アラジンはシンドバッドのことは好きだが、シンドバッドのやろうとしている事には賛同できないといいます。

シンドバッドはルフシステムを根本から書き換え、戦争、貧困、奴隷、暴君など、いつの時代も無くならない不幸なことをなくし、人々が永久に幸せに暮らせる世界を作りたいとアラジンに伝えます。しかしアラジンは、ごまかさないでくれと言います。シンドバッドが本当にしようとしているのは「シンドバッドが良いと思うことを世界中の人々に未来永劫やらせる。シンドバッドが悪いと思うことは永久にやらせない」ことだと。しかしシンドバッドはそれをあっさり認める上に、「それのどこが悪いんだ!?」と開き直ってしまいます。

間違ったり失敗しても誰かに助けてもらってみんなで前に進んでいけばいいじゃないかというアラジンの考えと最初から不幸なことが起こらないような世界を創るというシンドバッドの全く逆の意見がアラジンとシンドバッドの中で大きな対立を生むこととなります。

~煌帝国 洛昌~

アルバはアラジンの精神を乗っ取ろうとアラジンを探し回りますが、既に煌帝国からは逃げていました。

しかし、そんな逃亡もアルバにとっては意味がありません。すぐに見つかってしまい、船を攻撃されてしまいます。

白龍は白瑛の体を乗っ取ったアルバを倒そうと戦いを挑みます。

 

306夜

 

~回想(2年前 シンドリア王国沖 南海上空)~

アルバと最初は互角に戦っていたように見えましたが、その圧倒的な強さにはやはりかないませんでした。

白龍は負けを認め、自分の母がいつからアルバだったのかと問いかけます。

「練 玉艶」が白雄と白蓮の二人の子供を産んだ後だとアルバは答え、精神体だから体を取り換えることができる、子供を産むことでその真価を発揮できることなどをあっさりしゃべってしまいます。

復讐という一時の感情に流されるだけで何もできなかった白龍のことをけなしますが、今の白龍はもうそんな子供ではありませんでした。

復讐は終えたといった瞬間、海底から大きな島が浮かび上がります。そう、アルバは情報を得るためにまんまと騙されていたのです。そのことにアルバは怒りを隠しきれない様子でしたが時すでに遅し。まんまと逃げられてしまいます。当のアルバは逃げられたという悔しさよりも、あの復讐しか考えられなかった白龍が芝居を打ってまで情報を聞き出したという実の息子の成長ぶりに思わずにやけ顔。こんなアルバでも子供の成長はうれしいようです。

 

307夜

 

~現在 暗黒大陸~

稽古を終え、原子竜に挨拶をして暗黒大陸とお別れします。とはいっても転送魔方陣を何度も使用しないといけないほど膨大な距離がありますが…

 

308夜

 

~暗黒大陸~

下界ではアリババと夏黄文が通信機で煌々(FAN-FAN)商会の新商品についてPRしている様子が。

煌帝国商会改め煌々(FAN-FAN)商会は、なんと八卦札と転送魔方陣の技術を他国の競合企業に公開しました。ほかの企業がこの技術を応用することで新しい商品がどんどん生まれ、商会を誘致することで国全体を活性化させようという戦略です。

そして転送魔方陣についても次第に信頼性が高まり、転送魔方陣の商館設置についても続々とOKの返事が返ってきます。これにはあっぱれとしか言いようがありません。

~大峡谷 南岸(暗黒大陸北端)~

そこには対立するユナンとアルバの姿が。

アラジンをいただくというアルバに対して、ユナンは若い子たちの邪魔をするのはみっともないといい戦闘が始まります。

防御や補助魔法ばかりの牙が折れたあなたには私は倒せないとアルバは言いますが…

そこには雷魔法を操るユナンの姿が。「僕の牙が折れてるって?見せてあげるよ。」というユナン。決着はどうなるのでしょうか。

 

感想

 

前半はアリババ視点で、後半はアラジン視点での物語が進みました。

今巻の魅力は成長したアラジンたちの姿、そしてシンドバッド&アルバとの対立でしょう。

シンドバッドはこの世界を永遠に人々が幸福にする世界にするといっていましたが、自分はそれが間違っていることだとは思いません。永遠に幸福に暮らせるのであればそれは自分にとって。とてもありがたいことです。かといってアラジンが間違っているのかと言われればそうだとも思いません。間違ったり失敗することがあるからこそ人生なんじゃないか。泣いたり笑ったりするからこそ生きている意味があるんじゃないかとも思うからです。また、今のとこ”自我”を保っているシンドバッドですが、これからどうなってしまうのでしょうか。

だんだんとクライマックスに近づいてきているマギですが、次巻の展開がとても楽しみです。

 

ガジェットという名の沼に飲み込まれてしまった人間。
ウクレレ・ドラムが趣味